新聞やテレビの “見出し” に騙されてはならない


都知事選に立候補した細川護熙元首相の演説と、

その細川氏の応援に立ち演説する、

小泉純一郎元首相の応援演説も聴いた。

東京都知事選挙2014告示~細川もりひろ候補演説 渋谷ハチ公前



東京都知事選挙2014~細川もりひろ候補演説 立川駅北口



これは真剣な演説である。

背後で何かが押している話ではないと思う。

両氏とも70超えであり、真剣に国の将来を憂えている。

今の安倍政権に任せておくととんでもないことになる。

そんな悲壮感から、立候補したことが感じられる。


細川氏の言うとおり、

東京都知事選で争うべき一番の問題は脱原発である。

細川氏、小泉氏の主張は的を得ていて正しいのだ。

経済、景気、雇用、待機児童、老人対策などは、

問題が山積しているが、これは例年のことである。

政治には時間とコストがかかり、総て合格とはいかない。

優先順位が付けられ、

既得権益とのバランスで決められていくのである。


しかし、今もっとも重要な問題は、

何を置いても、3・11以降は原発問題である。

何をするにも電気が必要であることは理解できるが、

今、現在、原発は定期検査中で電気は作っていない。

つまり、原発なしの状況となっているのである・・・。

しかも原発コストが一番安いと宣伝されていたが、

それは、真っ赤なウソだったのである。


そのことを街頭演説で元首相の細川氏も小泉氏も

騙されていたことを認めているではないか。

一国の総理が騙されていたのである。

では誰が総理を騙していたのか?


原子力の専門家が役所の方針に沿って、繕った安全神話だったのか?

原子力の専門家は、財界のカネの力に口を塞ぎ、

安全だと報道されるままに黙認していたのか?

このように当てにならないほど、ぐずぐずになっている○○委員会である。

それを第三者委員会という名で責任者のいない機関に任せた。

これが官僚制度の最大の欠陥であり、常套手段なのである。


一方、原子力の危険性を指摘していた小出さんなどは数人いるが、

そのような指摘は黙殺されてきたのである。


権力とカネを握った既得権益がカネの成る木を奪われまいと、

国民の安全など考慮せず、電気の必要性ばかりを煽り、

此処まで危険な国としてしまった。


こんな国となったが、愚痴をこぼしていてもしょうがない。

今、民意の底力を見せ付けるチャンスと考えたいと、

細川氏も小泉氏も訴えている通りである。


沖縄県名護市では19日に市民が民意の力を発揮したではないか。

政府のごり押しに屈しなかったではないか。

今度は都知事選で都民が力を示すときであろう。


決して、デマ報道で舛添候補がリードしているなどという、

テレビ報道や新聞記事を信じてはならない。

都民は細川、小泉の街頭演説を聴いてから投票してほしい。


真実の報道を探れば簡単に知ることが出来るのである。

阿修羅や植草事件の真相掲示板にアップされているからである。
http://www.asyura2.com//
http://9123.teacup.com/uekusajiken/bbs/


また植草一秀氏の『知られざる真実』の記事、

メディアの嘘八百都知事選情報工作に騙されるな
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-ce57.html

民主主義が機能する沖縄と機能不全本土の相違点
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-ee04.html

が真実を伝えている。

この記事を読んでから、マスコミ報道を視聴するといい。

マスコミ報道の魂胆が透けて見えるはずである。

マスコミ報道の実態が権力の報道機関であることが分かる。

つまり、マスコミは国民を誘導する機関だということが分かるはずである。


今後は新聞やテレビの題字に騙されてはならない。

記事と内容が違っていることが多い・・・。

振り込め詐欺、オレオレ詐欺ばかりが詐欺ではない。


マスコミは国民を騙すために、記事を編集する・・・。

人目を引くために題字を大げさに書いている場合が多いのだ。

要注意である・・・。

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